5Gがもたらす「ワクワク感」をオンラインでお届けした2日間！

現在、着々と普及が進む5Gのネットワークと、最先端のデジタル技術を組み合わせることで実現する、便利で楽しい「つながるまちと新たな生活」の様子を一足先に紹介する「5G Connected City 西新宿 2022 ～つながるまちと新たな生活～」。2022年1月22日・23日の2日間にわたり、オンラインで開催されたイベントの模様を振り返ります。

オープニングトーク（宮坂副知事によるプレゼンテーション） 都民の皆様のQOL向上を目指す「スマート東京」実現に向けた取組を紹介

5Gや先端技術を使った多様なサービスを広く都民の皆様に体感いただくことで、都が進めるスマート東京実現に向けた取組について、理解と共感をいただくことを目指し開催された今回のオンラインイベント。イベント初日となる22日（土）には、東京都が掲げるビジョンや、取組が進む様々なDX事業について紹介するプレゼンテーションが配信され、宮坂副知事から次のようなメッセージがありました。

「デジタルテクノロジーは、我々が思っている以上の速度で進化を続けています。今回のイベントで紹介する最新技術や、現在西新宿で行われている実証実験も、数年後には当たり前に実現しているのではないでしょうか。そんな「少し先の未来」を、イベントを通じ、皆さんにぜひ体感していただければと思います」（宮坂副知事）

「インターネットは現在、水道や電気と同様に社会の重要なインフラになっています。そこで大切なのが、“誰ひとり取り残さない”こと。東京都でも、すべての人がインターネットの恩恵を受けられるよう取組を進めておりますので、ご期待ください」（宮坂副知事） なおオープニングトークの模様は、下記URLからご覧いただくことができます。

配信コンテンツ紹介①（つながる楽しいくらしTV）
先端技術で実現する楽しいくらしを紹介するトークショー

5Gや先端技術を使った多様なサービスといっても、言葉だけでは難しく思われるはず。そこで今回のイベントでは先端技術と音楽とのコラボレーションや、身近なテーマを情報番組風に紹介するなど、「つながるまちと新たな生活」のワクワク感がよく伝わるコンテンツも配信いたしました。

そのひとつが、「つながる楽しいくらしTV」です。MCにお笑いコンビ和牛のお二人を迎え、「エンタメ編」「健康編」「住まい編」「働く編」という4テーマごとに、先端技術の紹介をするとともに、その開発者から、5Gが普及することで私たちのくらしがどのように変わるのかを、楽しいトークを通じ紹介しました。

「5Gが4Gよりも凄いもので、いろいろ便利になるんだろうなってことくらいはイメージしていたんですけど、今回の番組でたくさんの事例を見たり担当者の方にお話を伺ってみたりして、正直ビックリしましたよね。完全に想像を超える世界だったというか」（和牛・川西賢志郎さん）

「そろそろ健康に不安を感じる年齢になったので、特に遠隔医療の進化は有難いと思いました。僕は遅刻が多いので、5Gを使えば相方と離れていても漫才できるようになるのも助かりますね（笑）」（和牛・水田信二さん）

「ホログラムを使えばお客さんにもバレなかったり、って遅刻はあかんやろ（笑）。冗談はさておき、5Gが普及したら『こんなことができたらいいなぁ』ってことが、どんどん実現しちゃうんでしょうね。本当に楽しみです！」（川西さん）

というように、和牛のお二人も番組を通じ、先端技術がもたらすワクワク感に期待が高まったそう。楽しいトークの模様は、ぜひアーカイブでチェックしてください。

配信コンテンツ紹介②（つながるLIVE in TOKYO）
西新宿・渋谷の2会場と視聴者が5Gと音楽で「つながる」コンサート！

そして、今回のイベントの目玉となったのが、離れた場所でも遅延が少なく高画質なやり取りが可能になる5Gのネットワークと音楽とのコラボレーションで実現した、東京スカパラダイスオーケストラと新宿区立新宿西戸山中学校吹奏楽部の皆さんによる、スペシャル配信ライブです。

西新宿と渋谷の2会場に分かれ、まるで同じ場所で演奏しているかのようにシンクロするセッションという画期的な試みは、スカパラの皆さんにとっても初体験だったそうで、ライブ後にはメンバーたちから「離れた場所にいるメンバーと、生演奏ならではの“つながり”が感じられたことに新鮮な興奮を感じました。海外アーティストとのセッションなど、今後はさらに可能性が広がりそうですね」と、熱のこもった感想が寄せられました。

22日の生配信では、視聴者が複数のカメラを自分好みの視点に切り替えながらライブを観ることが可能だったこともあり、視聴者からは「離れた場所で演奏しているとは思えないほど息ピッタリ！」、「私たちも、つながっているのを感じる!!」、「視点切り替えでメンバーの一人ひとりの表情が見られるのが嬉しい！」といったコメントが多数投稿されました。

なお「つながるLIVE in TOKYO」の模様は、こちらの記事でも詳しくレポートしていますので、ぜひチェックしてみてください。

配信コンテンツ紹介③（5Gコンテンツ紹介）
「少し先の未来」に待っている新しいくらしの実例をまとめて紹介

5Gのネットワークと最先端のデジタル技術がもたらす便利で楽しいくらしの実例を紹介する「5G CONNECTED SHOWCASE つながるくらし博」も、今回のイベントの見どころとなりました。

「移動」、「買い物」、「住まい」、「働く・仕事」、「健康」、「あそび」、「こども」、「スポーツ」といった生活の各シーンで、近い将来に導入されそうな先端技術を、出展社の担当者が実例の映像やデモンストレーションを交えながら紹介するコンテンツは、とてもわかりやすい内容になっていたので、ご覧になった方にも「つながるまちと新たな生活」のワクワク感を、具体的に感じていただけたのではないでしょうか。

配信コンテンツ紹介④（東京都などの取組）
「つながるまちと新たな生活」への取組を熱く語り合うトークセッションも！

東京スカパラダイスオーケストラのオンラインライブや和牛による配信番組を通じ、「つながるまちと新たな生活」への興味が高まった方に、ぜひ注目していただきたいのが、5Gのネットワーク普及を推進する、東京都の取組です。

今回のイベントでは、東京都が進める様々なDX事業を紹介するコンテンツや、西新宿や南大沢で進むスマートシティの取組を紹介するコンテンツも配信しました。

23日（日）の14時から開催されたトークセッション「西新宿スマートシティ協議会クロストーク ～未来の西新宿ってどんな街？～」には、西新宿スマートシティ協議会のメンバーに加え、公益財団法人永青文庫副館長の橋本麻里さんがゲストとして登壇しました。

トークセッションでは、西新宿で現在行われている取組について語り合うなかで「デジタル技術を活用し、西新宿ならではのオープンスペースを有効利用するための仕組みづくりや、誰もが移動を楽しめるような環境整備を進めていきたい」（新宿副都心エリア環境改善委員会事務局・村上拓也さん）といった抱負や、「デジタルだけでなくアナログな取組もバランス良く織り交ぜることで、クールになりすぎない魅力的な街づくりを目指してほしい」（橋本さん）といった意見が交わされました。

また、同じく23日には、1月21日にオンライン開催された「TOKYO Data Highway サミット」の模様も配信されました。

「つながる東京の先にあるもの」というテーマで慶応義塾大学の村井純教授を座長にお迎えし、小池都知事や宮坂副知事、そして通信事業社代表の皆さんが参加したサミットでは、「これまでインターネットの整備は民間が担う部分が多かった。今後は都アセットの有効活用を含め官民が力を合わせるというモデルに変わる」（村井座長）、「今年はデジタル基盤の整備も『光』のごとく爆速で進めていきたい。特に5Gのネットワークは島しょ地域や多摩地域の整備を、事業者の皆様にご協力いただきながら取り組みたい」（小池都知事）など、今後の展望について活発な意見交換が行われました。

このような実際に進められている取組について紹介するコンテンツを通じ、「つながるまちと新たな生活」の実現が、すぐそこまで来ていることを感じていただけたと思います。

5Gによって人、モノ、街など、あらゆるものがつながることで実現する質の高い日々の生活を、いち早く体験していただくために開催した今回のオンラインイベント。すべてのコンテンツがアーカイブ視聴できますので、開催日に視聴できなかった方も、今回のイベントをぜひお楽しみください。