東京データプラットフォームケーススタディ事業
プロジェクト02

TDPF(東京データプラットフォーム)
-都市OS(データ利活用基盤)間の
災害時の施設データ連携
プロジェクト成果報告
第3回イベントでのプロジェクト成果報告について
今年度の最終イベントとなるプロジェクト成果報告イベント(令和5年3月20日)で、各プロジェクトの事業主体から、今年度の実証の成果についてご報告いただきました。
プロジェクト02では、東村山市の協力で実施した、TDPF-都市OS連携による、避難所・応急給水施設開設時のセンサーデータ活用の実証結果や関係者ヒアリングの結果、今後の事業展開可能性などについてご発表頂きました。当日の発表資料と動画を掲載しますので、行政や企業の防災対応機能の強化や施設テータの平常時・災害時活用等にご関心のある方は是非ご覧ください。
成果報告会事業者発表動画
実証結果
2022.12.28
「TDPF―東村山市都市OS間の災害時の施設データ連携」
避難所、災害時給水ステーション実証結果(速報)
「TDPF―東村山市都市OS間の災害時の施設データ連携」(事業主体:日本電気株式会社)では、東村山市、東京都水道局のご協力のもと、12/7(水)、12/14(水)に技術実証を行いました。その結果を速報でご報告します。
より詳細な実証結果は、以下PDF資料をご確認ください。
実証概要
本実証では、東村山市が実装するデータ連携基盤(都市OS)と東京都のTDPF(仮想データ連携基盤)を連携させて、首都圏で大規模災害を想定の下、避難所の被災状況、災害時給水ステーションの開設状況の情報収集・共有の迅速化を検証しました。
実証結果
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避難所実証(12/7)
東村山市内の避難所(市立小学校3校)の被災・運用状況を傾斜計、CO2濃度/温湿度センサーセンサーで自動検知し、都市OS、TDPFの画面上に表示させることにより、開設前点検の迅速な順序決定や、遠隔での避難所運用状況把握・共有が可能なことが確認されました。
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災害時給水ステーション実証(12/14)
東京都、東村山市が開設作業を行う東村山市内の災害時給水ステーションの準備・稼働状況を、給水機材収納庫のドア開閉センサーデータ、給水管への音声センサーデータで検知し、都市OS、TDPFの画面上に表示させることにより、現場から離れた災害対策本部等で、開設作業の進捗状況等の即時把握が可能なことが確認されました。
東村山市都市OSダッシュボード画面表示の例(八坂給水所 音声センサーデータ)

八坂給水所の応急給水施設の給水管に設置した水音検知センサーを用いて、開設訓練のシナリオにそって稼働状況を確認。
今後の予定
本実証で作成した自治体防災情報(周辺避難所、応急給水情報)の活用や、TDPFを介したデータ連携について関係機関、企業にヒアリングを行い、2月の最終報告で発表予定です。