第6回都・区市町村CIO協議会 議事要旨

更新日

日時:令和7年5月30日(金) 10時30分から12時00分まで
場所:新宿NSビル24階北側 イベントスペース(オンライン併用開催)

議事

・挨拶
 デジタルサービス局長 高野 克己
・報告事項
 都からの情報提供(高齢者のスマホ購入助成補助事業について)
・事例紹介 
 ホームページのリニューアルについて(北区)
・協議事項(非公開)
 区市町村協働事業への意見・要望
 共同調達・共同開発について
 GovTech東京パートナーズについて
 プロジェクト型伴走サポートについて
 区市町村協働事業スキーム検討WG/デジタル人材確保・育成検討WGの検討状況について 
・共有事項(非公開)
 地方公共団体情報システムの標準化に係る支援について
・その他(非公開)
 東京アプリについて
・総括(非公開)
 東京都 CIO 副知事 宮坂 学

1.挨拶

(デジタルサービス局長 高野 克己)
・昨年度までGovTech東京の副理事長として区市町村と対話を重ねてきたが、立場が変わっても「東京全体のDXを進めていく」という姿勢は変わらず、今後も忌憚のない意見交換を続けていきたい。 
・各自治体が抱える課題は非常に大きく、特に「デジタルを担う人材」の確保は共通の課題である。デジタルサービス局だけでなく、GovTech東京のリソースも活用しながら、これまで以上に支援を行っていく。 
・喫緊の課題として「標準化」があり、5月28日には小池都知事・宮坂副知事が、特別区長会・市長会・町村会の会長とともに、総務省・デジタル庁に対して運用経費に関する要請を行った。今後も国との対話を継続しつつ、区市町村の標準化が円滑に進むよう支援していく。 
・4月に「東京アプリ(東京都公式アプリ)」の将来像を提示した。都庁のアプリというより「東京全体のアプリ」として、都民・住民が使いやすい形に育てていきたい。区市町村が抱える課題感を踏まえ、すでに取り組みを進めている自治体とも丁寧に対話しながら、信頼関係を深めてより良いものを共に作っていきたい。 
・4月1日付で佐久間氏が次長に就任。佐久間氏は、これまで道路や都市計画などを通じて区市町村と関わってきた経験がある。今後は「デジタルも将来の重要なインフラ」と捉え、ハードとソフトの両面から、区市町村と連携して取り組んでいく。

2.報告事項

○都からの情報提供(高齢者のスマホ購入助成補助事業について)
(デジタルサービス局 デジタルサービス推進部長 小林 直樹)
・高齢者のスマホ購入助成補助事業の概要について説明

○質疑応答
 発言なし

3.事例紹介

○ホームページのリニューアルについて(北区)
(北区政策経営部広報課長 村松 様)

○質疑応答
(東京都 CIO 副知事 宮坂 学)

とても見やすく素晴らしいページだと思った。画面上にあった「緊急情報」と「閲覧支援」というのが気になったが、どういうことをされているのか教えていただきたい。

(北区役所政策経営部広報課長 村松 様)
緊急情報については大雨、地震などの際に即座に北区からの情報発信ができるよう、トップ画面にマークを設置している。閲覧支援は文字サイズ・配色変更、読み上げ機能、ふりがな、外国籍の方向けの優しい日本語等の機能を付けている。

(豊島区役所政策経営部 情報政策課長 伊藤 様)
豊島区も6月から新しいHPを運用するところである。HPの中に申請手続きの検索のページがあると思う。私どももオンライン手続などを区民に分かりやすくしようと特設ページを作ってご案内しようとしているが、その時に検索条件のカテゴライズ化をどうするか、情報政策・広報部門でかなり悩んでいた。区民から見てこのカテゴライズは、区の情報を知っている前提で探しに行く形になっているがそうではなく、どの給付・サービスの対象か分からないので、例えば自分の年齢や家族構成を入れると、手続きを案内するという形はできないかと市民から意見を寄せられている。カテゴライズの集約をどうしたかについて教えてほしい。

(北区政策経営部広報課長 村松 様)
現状は従前のカテゴライズを踏襲している。逆に今のお話は参考にできる部分であるので、関係部署と確認を取りながら検討をして区民にとっていいページにしたい。

(豊島区役所政策経営部 情報政策課長 伊藤 様)
AIチャットボットについて、豊島区も実装をする予定である。AIに様々なドキュメントを勉強させる中で制度改正があるが、運用中の情報更新をどこがやるか、どの頻度でやるかといった運用面でのルールをどのように定めているのか。また更新後に正確な答えが出てくるかどうか確認すると思うが、そのあたりを庁内でどの役割をどこが運用しているか教えていただきたい。

(北区デジタル推進担当部DX推進担当課長 石山 様)
AIチャットボットはDX担当で管理しているが、今はAIチャットボットとGemini検索が並立している。これをどちらかに統一できないかを検証している段階である。なお、AIチャットボットについては事前に職員がシナリオを放り込まない限り、正確な答えができないこともあり、HP改修の都度所管課で新しいシナリオを入れてもらっている状況である。

(豊島区役所政策経営部 情報政策課長 伊藤 様)
ドキュメント更新も回答の検証も所管課でされる運用ということで理解した。

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