データ利活用実証プロジェクト 官民連携データプラットフォーム コア事業実証プロジェクト05

バリアフリー都民参加による面的・持続的なバリアフリー移動支援情報の整備

プロジェクト概要

西新宿エリアにおいて、都民参加で道の段差や勾配、道幅等のバリアフリー情報を収集・更新する。なお、バリアフリー情報は統一的なデータ標準形式(※)で整備する。加えて、バリアフリー情報と他のデータとの掛け合せによる新たなサービスを検討する。 ※歩行空間ネットワークデータ整備仕様(案):国土交通省が定める、バリアフリー経路案内サービスの構築に向けたデータ標準仕様

目指すゴール

都のオープンデータも含め、統一的なデータ標準形式のバリアフリー情報を整備し持続的に更新することで、多様な事業者がその情報を利用し、移動弱者を支援するサービス等を提供する可能性を検証する

進捗状況

2020.11.11
★バリアフリー情報と、他のデータとの掛け合わせによる新たなサービスの仮説を立て、検証を行います。 車いす利用者向けの新たなサービス案として、乗り換え・経路案内や、災害時の避難ルート誘導などの仮説を立て、想定されるサービス提供事業者、掛け合わせるデータの保有者、及び車いすユーザーに対し、サービス案に係るご意見やご要望等を伺いました。 サービス提供を実現する場合の課題等を整理し、車いす利用者の皆様に期待していただけるようなサービス案となるよう、検証を実施していきたいと思います。
2020.11.06
★バリアフリー情報の網羅性や改善点等を検証しました。 西新宿エリアにおいて、専用アプリを用いて整備したバリアフリー情報の網羅性や改善点等の検証を行いました。 この検証作業では、車いす利用者やベビーカー利用者の方のご協力のもと、目的地までの最短経路とバリアフリー経路を実際に比較走行していただき、アプリで案内された情報が参考となったか、不足している情報は無いか等についてヒアリングを行いました。 またアプリ以外についても、エレベーターの案内表記等に対する改善要望や、天候次第では通行が困難となる傾斜があることなど、当事者ならではのご意見を多くいただき大変参考になりました。

2020.10.20
★中間報告を行いました。 中間報告として9月末までの作業報告を行いました。 9月末までに、専用アプリへのオープンデータの取り込みや、バリアフリー情報と避難所情報等の他データとの掛け合わせによって提供し得る新たなサービスの仮説立案を完了しました。 今後、整備したバリアフリー情報を活用した経路案内サービスを車いす利用者の方等に利用いただき、必要な情報項目の網羅性や改善点等を検証します。また、新たなサービスの仮説について、車いす利用者等の想定利用者及び各自治体等のデータ保持者に利用・連携意向等についてヒアリングを進めていきます。
2020.10.12
★バリアフリー情報のデータ収集を行いました。 西新宿エリアにおいて、バリアフリー情報の収集を行いました。 この収集作業では、実際に歩きながら、歩行空間ネットワークデータ整備仕様に基づき、経路の構造・段差・傾斜等の属性情報等を専用アプリに入力することで情報の収集を行いました。

 

記事ID:110-001-20231205-007764