音楽と5Gの融合で人との「つながり」が生まれたスペシャルライブ!

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オンラインで開催された「5G Connected City 西新宿 2022 ~つながるまちと新たな生活~」の中でも、特に印象的なイベントとなった「5G CONNECTED MUSIC つながるLIVE in TOKYO」。東京スカパラダイスオーケストラと新宿区立新宿西戸山中学校吹奏楽部のコラボレーションによる、最先端技術を駆使したライブエンターテインメントの模様をあらためて振り返ります。

最新技術×音楽の力で“距離の壁”を取り払うセッションが実現

高画質な映像をリアルタイムに近い感覚でやり取りできる、5Gのネットワークと音楽のコラボレーションにより、新しい「つながり」の楽しさを表現するため企画された今回のスペシャルライブ。具体的には、西新宿と渋谷の2会場に分かれたメンバー同士が、まるで同じステージに立っているかのように一体感のあるセッションを行うという、画期的な試みとなりました。

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ちなみにメンバーが2拠点に分かれてライブセッションを行うのは、東京スカパラダイスオーケストラの皆さんにとって初めての試みだったとのこと。今回のライブに臨む意気込みをメンバーに尋ねたところ、

「コロナ禍の時代になってから楽曲をリモート制作する機会も増えていたので、今回のような試みには非常に興味を持っていました」(ギター・加藤隆志さん)

「とはいえメンバーが別々の場所から一緒にライブを行うのは、今回が初めてですから、とても新鮮な気持ちで臨みました」(パーカッション・大森はじめさん)

「本番前のリハーサルは隣のスタジオくらいの距離で行ったので、それが西新宿と渋谷という距離でも上手くいくのかは、ちょっと心配でしたね」(トロンボーン・北原雅彦さん)

というように本番を迎えるにあたり、様々な期待や不安もあったようです。

2会場のメンバーはもちろん視聴者も「つながる」白熱のライブに!

MCによる主旨説明を経て始まったスペシャルライブは、谷中敦(バリトンサックス担当)さんのエネルギッシュな掛け声とともに始まりました。

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軽快なリズムが生み出すノリの良さが魅力のスカパラだけに、離れた場所でのセッションはかなり難しいのでは? と思われたのですが……。実際に演奏が始まってみれば、そんな心配はまったくの杞憂でした!

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5Gのネットワークや、結成30年を超えるレジェンドたちが育んだ絆によって、ひとつのステージで行う演奏とまったく変わらない一体感が生み出されていたのは、さすがの一言。「これって本当に離れた場所で演奏しているの? リモートでこれだけできるなんてすごい!」、「実際に野外ライブに自分も参加しているみたい!」など、オンラインでライブを楽しむ人々からも称賛のコメントが多数寄せられました。

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このように、今回のスペシャルライブは観客となる視聴者にも「つながり」を感じてもらえる仕掛けがあったのも魅力のひとつ。生配信で視聴した方々は、複数のカメラを自分好みの視点に切り替えることもできました。

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「離れた場所で観ていても、視点を切り替えたりしながらオンラインでつながりを感じられるのがすごく嬉しいです!」というコメントに象徴されるように、当日は視聴者もライブ会場で参加しているかのような体験を楽しんでいただけたようです。

吹奏楽部とのコラボも大成功!多様な「つながり」を感じたステージに

そして今回のスペシャルライブでは、東京スカパラダイスオーケストラと新宿区立新宿西戸山中学校吹奏楽部の皆さんとのコラボレーションも実現しました。

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プロミュージシャンとの協演ということで、本番前は緊張の面持ちが隠せない吹奏楽部の皆さんでしたが、スカパラメンバーのリードによって「Paradise Has No Border」を見事に完奏! 終了後には、見事なコラボレーションを成功させた皆さんから、次のような感想が寄せられました。

「本番前は緊張して不安な気持ちもありましたが、スカパラの皆さんから『楽しんで頑張りましょう』、『もっと笑顔で!』といった励ましの言葉を頂き、楽しんで演奏することができました」(2年・トロンボーン担当)

「外出や登校が難しい状況でも今回のように5Gでつながることで、家でもみんなと一緒に部活の練習ができると良いなと思いました」(2年・ユーフォニアム担当)

そしてメンバーも、今回のスペシャルライブによって5Gのネットワークがエンターテインメントにもたらす進化に、手ごたえを感じたとのこと。

「本番では(離れた会場での演奏が)リハーサルのとき以上に高音質で聴こえている印象を受けました。メンバーが2拠点に分かれて演奏することで、むしろ30年以上一緒に続けてきた絆を、より強く感じましたね」(バリトンサックス・谷中敦さん)

「これが録音を聴きながらの演奏だったら、全然違う結果になっていたと思います。生演奏同士でつながってるからこそ感じられた絆だし、ライブならではの楽しさを出せたのかなと思います」(キーボード・沖祐市さん)

というように、なにより、最先端のデジタル技術により、離れた場所にいる人たちの「つながり」が生まれることに、大きな魅力を感じたようです。

「5Gのようなテクノロジーの進化だけじゃなくて、今回のライブでは新宿西戸山中学校吹奏楽部のみんなと演奏をすることで、若い世代の感性や演奏力の進化も実感しましたね。僕らも彼らのパワーを感じながら、楽しく演奏することができましたよ」(バリトンサックス・谷中敦さん)

「こうした最新技術を、みんなが当たり前のように使えるようになれば、僕らプロミュージシャンはもちろん、たとえば全国の吹奏楽部の生徒たちが一緒に演奏できるわけですよね。そんな時代がもうすぐやってくるんだから、音楽にとっても明るい未来だと思います」(ギター・加藤隆志さん)

もちろんライブを視聴した皆さんにも、今回のスペシャルライブを通じ、5Gのネットワークと最先端のデジタル技術の組み合わせで実現する便利で楽しい「つながるまちと新たな生活」のワクワク感が伝わったはず。終演後には、コメントを頂いた皆さんをご紹介するエンドロールも流れました。残念ながら生配信をご覧いただけなかった方も、ダイジェスト映像のアーカイブ視聴ができますので、最先端技術と音楽の力で実現したスペシャルライブを、ぜひお楽しみください!

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「5G CONNECTED MUSIC つながるLIVE in TOKYO」 アーカイブ視聴はこちらから(ダイジェスト映像) https://youtu.be/Oyc7DbV_ZMY

記事ID:110-001-20231205-007793