東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト

東京都では、複雑化する社会的課題の解決や都民QOL向上、東京の稼ぐ力向上を目的としたデジタルツインの実現を目指していきます。

目次
  • 東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト (2021/3/22 動画追加)

1.デジタルツインとは

【デジタルツインとは】 センサーなどから取得したデータをもとに、建物や道路などのインフラ、経済活動、人の流れなど様々な要素を、サイバー空間(コンピューターやコンピューターネットワーク上の仮想空間)上に「双子(ツイン)」のように再現したもの
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お知らせ

【期待される効果】

  1. フィジカル空間(現実空間)の都市の状況がサイバー空間上でリアルタイムに把握可能
  2. 最新・リアルタイムのデータを利用した分析・シミュレーションが自由に可能
  3. 可視化、分析・シミュレーションの結果をフィジカル空間にフィードバックすることによって、様々な用途でデータが活用されるようになる

2.「東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト」事業概要

都市のデジタルツインの実現に向け、令和2年度、「東京都3Dビジュアライゼーション実証プロジェクト」を実施しました。

【主な実施内容】

  • 海外事例の調査
  • 西新宿エリアなどで3D都市モデルを作成し、様々なシミュレーションを実施
  • 都市のデジタルツインやシミュレーションの内容をわかりやすく伝えるコンセプト動画の作成

3.都市のデジタルツイン実現に向けたコンセプト動画

① 街の混雑状況
GPSによる位置情報(※1)を活用し、緊急事態宣言(2020年4月~)の前後において、道路単位で流動人口の変化を可視化
(※1)許諾を得た上で送信されたGPSによる位置情報を利用しています。

② オフィスの疎密状況
データ利活用実証プロジェクト(※2)の内容を反映し、「エリア・ビル・フロア」における混雑可視化を実施。
(※2)データ利活用実証プロジェクト PROJECT01 紹介ページ

③ 日照・風況
時間経過による日照の変化、ある地点における風況の変化のシミュレーションを実施

④ 地震 避難対策
地震発生時における人の避難行動のシミュレーションを可視化。

⑤ 地下インフラ
ガスや電気、通信、水道管や下水道管など、インフラ施設が地下空間に埋設されているイメージを可視化。
(埋設物の配置場所は実際の場所とは異なります)

都営大江戸線「都庁前駅」3D点群データ(オープンデータ公開)

デジタルツインの基礎となる3D点群データの利活用を促進し、シビックテックや民間事業者における活用事例の創出を図るため、試行的に都営大江戸線都庁前駅の3D点群データをオープンデータとして公開しました。

オープンデータとして公開する3D点群データ

公開範囲 都営大江戸線 都庁前駅 地下3階(ホーム階)から地下1階までの一部
ファイル形式 LASファイル及びPLYファイル
公開先 G空間情報センター 都営大江戸線 都庁前駅 3D点群データ公開ページ

3D点群データの取得事業者について

3D点群データの取得にあたり、都保有施設においてLiDAR SLAM計測システムを利用した3D点群データ取得についてご協力いただける事業者を公募し、ルーチェサーチ株式会社(広島県広島市)と協定を締結しました。

デジタルツイン実現の向けた関連事業

都市の3Dデジタルマップの実装に向けた産学官ワーキンググループ(都市整備局) 都市のデジタルツインの基盤となる、都市の3Dデジタルマップの検討に向け、都は学識経験者や民間事業者等と連携し「都市の3Dデジタルマップの実装に向けた産学官ワーキンググループ」を令和2年12月1日に設置しました。
記事ID:110-001-20240122-011125