まちのインフラと協調した自動運転車が走行します!
大成建設グループは、自動運転移動サービスの早期実現に向けた「自動運転技術の高度化」と「社会実装につながる事業面の工夫」をテーマとして、公道における自動運転車両の走行実証を行います。 走行期間は、1月22日~2月4日のうち10日間の走行を予定しています。
本プロジェクト実施者は「大成建設グループ」
代表企業の大成建設のほか、ティアフォー、損害保険ジャパン、KDDI、アイサンテクノロジー、日本信号、大成ロテック、プライムアシスタンスがコンソーシアムを組み、本プロジェクトを実施します。また、小田急電鉄が実施パートナーとして、交通事業者の見地からアドバイスを行います。
プロジェクト実施者
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実施パートナー
プロジェクトの9つのポイント
プロジェクトのポイントは以下の9つです。特に4~7の取組みは、今年度の目玉として、まちのインフラと協調した自動運転により、より安全でスムーズな運行を行えるかを検証します。
JPN TAXI「匠」をベースに開発した車両を使用します。 周辺環境を認識するために、複数台のカメラやLiDARが設置されています。
高精度3次元地図、LiDAR・カメラなどのセンサー、GNSSなどを使用することで、自車位置を推定し、自動走行します。今回はセーフティドライバーが乗車し、実験を行います。
中野坂上のコネクテッドサポートセンターのオペレーターが、走行中の車両の状況を見守ります。乗客の皆さまへの各種案内やトラブルサポートを実施します。
信号情報(灯色・残秒数) を信号機から車両に送信します。逆光で見えにくい信号の検知や、急ブレーキ防止に役立てます。
信号機に設置したセンサーで、 対向車線や右折先の道路状況を検知し、車両に送信します。 スムーズな交差点走行を支援します。
ロータリーに設置したセンサーで、車載LiDARでは検知できない場所の走行車両などを検知し、車両に送信します。他車両の通行を妨げない発進を可能にします。
トンネル壁面のように同じような風景が連続する環境では、LiDARで場所の特定が困難な場合があります。トンネル壁面に反射強度の異なる塗料を塗布し特徴付けることで、LiDARでの場所の特定が容易になります。
西新宿では、5G基地局の整備が進み、5G通信をエリア内の広範囲で使用することができます。 5Gの大容量・低遅延性能を活かし、信号情報の連携や遠隔見守りを行います。
自動運転車の走りやすい環境の整備(まちづくり)や、持続可能なサービスモデルの検討を進めています。
新宿駅と都庁を結ぶルートを走行
本プロジェクトは、バス事業者様の協力をいただき、乗降場としてバス停を使用します。 ルートは二つで、新宿駅西口から都庁第二本庁舎までのルートと、都庁第二本庁舎から新宿駅西口中央通りバス停までのルートです。
2つのルートをお選びいただけます。 Aルート(駅⇒都庁) 乗車:新宿西口駅バス停(地下ロータリー) 降車:都庁第二本庁舎バス停 Bルート(都庁⇒駅) 乗車:都庁第二本庁舎バス停 降車:新宿駅西口中央通りバス停(地上スバルビル敷地横) お好きなルートを事前予約の上、自動運転車の乗車体験をお楽しみいただけます。 ※乗降場所は状況に応じて10m程度変更となる場合があります。
無人化を想定した乗降フロー
走行実証のため「事前予約制」、「スタッフのサポートあり」となりましたが、将来の無人化走行を想定し、乗降フローを検討しています。
予約から乗車までの流れ
まちの課題解決に向けて
東京都では、『「未来の東京」戦略』で、2025年の無人自動運転による移動サービスの実現を政策目標として掲げ、『スマート東京実施戦略』においても、自動運転の実用化により都の課題解決を目指しています。 特に、輸送ニーズの高い地域特性を持ち、かつ、先行的に5Gを整備している西新宿エリアの優位性を活かして、当該エリアでの早期事業化を目指した新たな支援を実施し、スマートシティ東京を実現することとしています。 大成建設グループは、本プロジェクトを通じて、自動運転移動サービスの可能性を探り、西新宿での早期実用化を促すとともに、移動環境の整備や地域の魅力創出といった西新宿の課題解決を目指していきます。
事業者紹介大成建設株式会社 株式会社ティアフォー 損害保険ジャパン株式会社 KDDI株式会社 アイサンテクノロジー株式会社 日本信号株式会社 大成ロテック株式会社 株式会社プライムアシスタンス 実施パートナー:小田急電鉄株式会社
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