データ利活用実証プロジェクト 官民連携データプラットフォーム コア事業実証プロジェクト01

3密回避オフィスの疎密可視化・接触履歴による感染症抑制とビル・エリアスケールとの相関モデル構築

プロジェクト概要

西新宿・六本木・渋谷エリアにて、オフィスのフロア、ビル、エリアの3種類のデータからそれぞれの混雑状況を見える化し、勤務ルールや気象情報等、混雑の要因と回避策を特定する。加えて、ビルでの混雑発生と同ビル内のフロアの混雑状況との関係性等、フロア、ビル、エリアの混雑状況の相関関係を分析する。

データ分析内容

  • オフィス:オフィスのレイアウト、勤務ルール(出勤率・座席)、曜日・時間などの条件による混雑状況の発生頻度および”接触”の発生頻度を分析
  • ビル:ビル内にいる人数と曜日・時間、天気の相関性を分析
  • エリア:エリアの人口密度と曜日・時間、天気の相関性を分析
  • スケール横断:フロア、ビル、エリアの混雑状況の相関関係を分析

目指すゴール

  • 対象エリアにあるオフィス利用者の感染拡大を防止するため、プロジェクトで取得するデータをもとにオフィスにおける密・接触回避の各種施策を検討し、混雑抑制を促す行動変容につなげる。
  • Withコロナ、Afterコロナにおける、新しいオフィス利用や働き方の在り方の検討につなげる。

進捗状況

2020.10.20
★中間報告を行いました。 中間報告として9月末までの作業報告を行いました。本プロジェクトでは、オフィスにおける混雑情報の発信有無による行動変容を検証するため、二回に分けてデータ収集を行っています。 検証に向けて、9月末までに、オフィスへのビーコン設置、混雑情報を発信しない状態で第一回のオフィス内の位置情報及びビル在館人数のデータ収集を完了しました。 今後は、混雑情報を発信した上で第二回のデータ収集を行い、収集したオフィス・ビル・エリアのデータの可視化・分析、混雑の要因・回避策の検討等を進めていきます。
2020.09.25
★オフィス・ビルの混雑状況データの収集を開始しました。 野村不動産株式会社の新宿野村ビル、森ビル株式会社の六本木ヒルズ、東急不動産株式会社の渋谷ソラスタにて、専用アプリとビーコン等を用いてオフィス内の従業員の位置情報データ、ビルの入館者数のデータ収集を開始しました。

 

 

記事ID:110-001-20231205-007760